Rainbowschoolの日記☆埼玉県所沢市の小さな教室☆<勉強が苦手、不登校気味、発達障がいかもしれない、悩んでいませんか?>

勉強がきらい、不登校気味、発達障がいかもしれない、小さな心でなやんでいませんか?でも大丈夫、勉強をしようと思えた時がスタートです!あなたと一緒に作り上げていく教室です。あなたの好きなことをしていたら勉強になっていた!をモットーに楽しく学びます。

出席扱いを目指して!(学校に行かなくても出席扱いに!)

こんにちは

今日は「出席扱い」を目指している中学3年の女子生徒Kさんのことについて書かせていただきます。

★<出席扱いとは>

学校以外の施設が適切な学習指導をしていたとき、それを校長先生がOKと判断した場合「出席扱い」と認められる。というものです。

(令和元年10月25日 文部科学省通知)

 

昨日のレッスンの時に「先生、私の今までの経験が同じような状況の子の役にたつかもしれないから、ブログに書いていいよ。みんなどうしたらいいかわからなくて一人で孤独で悩んでると思うから。」とKさんは言ってくれました。こんなにも前向きに同じ境遇の子供たちの事まで考えられるている姿に私は感激しました。

保護者の方がKさんのことを理解し、寄り添ってこられたからこそのことだと思います。そして、先生にお任せしますと言ってくださり、私共講師とKさんを信じて見守って下さいました。本当にありがとうございます。

Kさんの気持ちに感謝しつつ、ここに至るまでのはなしを少しずつ書かせて頂こうと思います。

 

<今までの道のり>

幼稚園 年長より当教室で英語を学んで頂きました。

中1  入学後3か月ほどで学校を休むようになったそうです。

    8月ころより当教室で5教科(英語、数学、国語、社会、理科)受講開始。

Kさん「この頃は家族ともあまりしゃべらないし、学校も行かないから孤独だった。だから先生と話せるときは、考えていたたくさんのことをバーって吐き出すって感じだった。あいづちも意見もいらない、ただ聞いてくれれば良かったんだよね。」

 

中2  レッスン前に話してくれる内容に変化が。好きな歌手のことを目を輝かせて話してくれるようになるました。将来のこと、これからの勉強方法のことも少しづつ話してくれるようになりました。

Kさん「たくさんしゃべったら考えてたことがだしきれた、頭の中の整理ができた感じだった。」

 夏過ぎ頃から学校の相談室に週1~2回通えるようになり、秋ころには週3回通うことを目標にして実行に移していました。このころから市の教育センターにも週に1回は通いだしていました。この他に当教室へも通ってくれたり、スマホを使ってオンラインレッスンを続けてくれていました。体調がすぐれずレッスンを休んだ時は振替レッスンを必ず受けてくれました。レッスンの宿題の量を「もう少し増やしてもやれる。」と自分から積極的に言ってくれるようになり、入りたい高校の話も一緒にするようになりました。

講師「興味のある高校があるなら、保護者の方と行ってみた方がいいよね。3年生になると忙しくなってきて高校見学もなかなか行けなくなるかもしれないから。」

高校見学にお母様と一緒に行ってくれるたびに、目を輝かせて高校の様子を報告してくれました。

 

中3 定期テストに向けて自ら勉強方法を考えたり、「先生ここは自分でやれるので、英語の訳からやりたいです。」と自分で勉強の優先順位を決め、点数を取ることに意欲がでてきました。 

それにともない、定期テストの点数も少しずつ上がってきました。課題は、月3回の当教室の授業でどうやって定期テストの範囲を終わらせ、苦手なところを強化するかということです。コロナの影響もあり、この頃からオンラインレッスン(ズーム)を主なやりかたにしました。

Kさん「オンラインレッスンだと疲れないしギリギリまで宿題をやれるからいい。最近は学校の相談室に行く回数も増やしたし、教育センターにも行くからオンラインだと体力使わないし、教室に行く途中で友達に会う心配もないからいいんだよね。」

 

そして今は、行きたい高校も決まり、提出書類も自ら調べ、わからないところは高校に電話をして確認したり、積極性をもって前進してくれています。

去年の11月、当教室での学習が「出席扱い」として認められる可能性があると、埼玉県教育委員会の方よりアドバイスをいただきました。そのことを保護者の方とKさんに伝えました。出席扱いになれば進学する高校に、中学は休んでいても継続してきちんと学んでいたことを書類で伝えられるかもしれない。定期テストに合わせて一生懸命に学びテストの点数も上がってきている、「出席扱い」にトライしても良いのではないかとKさんと相談して決めました。

Kさん 「中学は休んじゃったしね、高校で違う世界に行ってリセットする。」

前向きに将来に向かおうとするその言葉が嬉しかったです。とともに、一人で悩んで考えて今に至るまでの、勉強を含めての全ての努力を自分の自信にしていってほしい、中学時代の経験を肯定できるようになってほしいと思いました。

今わたしは、Kさんの努力が「出席扱い」として認められよう祈るような気持ちでいます。もし「校長先生がどんな先生か教えて、どんなことを学んでいたんだ?」と聞いてきたら「先生は教員免許と今まで学んだ教材を全部持って一緒に校長室に行くからね。」とKさんに伝えました。

 

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